干谷の宮桜

更新日

市町村南砺市住所南砺市院瀬見
形態単木対象品種エドヒガン
一口情報
など
雪が残りまだつぼみは、かたい状態です。
基本情報 院瀬見の山中、干谷神社の杉林に囲まれた中に一本だけひっそりとあります。このような光景になったのは、このあたりに多く自生していたエドヒガンが戦後に用材として伐採される中、このサクラは共有林内にあったことから残されたためです。遠くからは、限られた方角からしか花を見ることができませんが、林内に入り近づくと宝物に出くわしたような感激があります。
 地元では水神様の神木として崇められているほか、花の咲き具合を見て、その年のイネの豊凶を占ったとされており、農耕儀礼のサクラとしてはっきりしているのは県内でもこのサクラだけです。
 旧井波町(現南砺市)は、このサクラを天然記念物に指定し、院瀬見地区が中心となって大切に保存しています。
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